エンジニアがWeb開発の生産性を向上させるため、開発環境を選ぶことは非常に大切です。なぜなら、環境の選定が間違っていたせいで思ったように物事が進まない、思い通りに実現できないということが起り得るからです。
では、開発環境を選ぶ上で大切な要素には何があるのでしょうか。
一つ目は使用する言語に合わせることです。
大きく開発環境はエディタとIDEに区別できますが、エディタは動作が軽い反面、最小限の機能しかありません。一方、IDEは動作は重くなりますが機能が充実しており、用途も広いです。Web制作やフロントエンド開発などの場合、エディタで十分かもしれません。
二つ目に考えるのはコストです。
ほとんどの開発環境は無料で利用できますが、中には有料のものあります。Web開発初心者のエンジニアの場合、最初はコストをかけずに無料のものを活用することができるかもしれません。
Web開発に慣れてきたなら、自分のスキルや用途に合わせて有料のものを試してみることができるでしょう。有料の開発環境の方が専門的な分野に特化しているものが多くあります。
三つ目に考えるべきなのは目的とそれに見合った機能です。
Web開発では、OSの種類によって開発環境にも大きな違いが出てきます。そのため、環境を選ぶ前に何を開発したいのか、その目的をハッキリさせておきましょう。そうすれば、その目的にあった機能を備えた環境を選ぶことができます。
大は小を兼ねる的な考えで環境を選ぶこともできますが、エディタでもIDEでも拡張機能を追加できるので、目的がしっかりしていることがポイントです。